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暮らし

いつもピカピカ、いつも快適! 知りたい、手軽なお風呂掃除術。

いつもピカピカ、いつも快適! 知りたい、手軽なお風呂掃除術。

バスルームは毎日使う場所。ゆっくり疲れを癒す場所だからこそ、掃除が行き届いた状態にしたいものです。とはいえ、浴槽や床など掃除する箇所も多いので、毎日のお風呂掃除が面倒で…と内心思っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お風呂の汚れの原因、そして毎日ちょっとずつ取り組みやすい「ついで掃除」についてご紹介。毎日の入浴に5分掃除をプラスして、キレイをキープしましょう。

お風呂汚れの原因をチェック!

お風呂が汚れる原因はさまざま。中でも主な原因は次の5つと言われています。

①皮脂汚れ
お風呂に入ると、アカや皮脂が落ちます。それらと水道水の成分や雑菌が一緒になって浴槽の汚れとしてくっついたのが皮脂汚れ。家族が多いと、皮脂汚れも人数分多くなります。

②水アカ
お風呂の壁や床、浴槽に白くこびりつく水アカ。その正体は、水道水に含まれるさまざまなミネラル成分が固まったもの。人体に害はありませんが、固まると落ちにくくなるうえ、カビの原因にもなります。

③せっけんカス
せっけんカスといっても、せっけんだけでできているわけではありません。せっけんやシャンプーの成分と皮脂汚れが、水道水の成分に含まれる金属イオンと反応してできる汚れです。

④入浴剤
入浴剤の主成分は「炭酸水素ナトリウム」や「硫酸ナトリウム」。いずれも、水に溶けると透明になるため、色をつけるために着色料を使うことが多く、そのままにしておくと色素沈着してしまいます。

⑤黒カビ・赤カビ
浴槽や壁の赤みを帯びた汚れ「赤カビ」は、ぬめりの元となり、放っておくと「黒カビ」の原因になります。湿度が高く、皮脂汚れや雑菌などがあるお風呂は、カビが爆発的に増加しやすくなります。

汚れの性質に合わせて、洗剤を使い分けよう。

汚れの原因は、酸性とアルカリ性に分けられます。汚れの性質が違うと、掃除の仕方も異なるもの。汚れの性質を知って、それにあった掃除をするのが、お風呂掃除のポイントです。

[酸性]皮脂汚れ、カビ
[アルカリ性]水アカ、せっけんカス

どちらの汚れにも対応できるお風呂用の中性洗剤を使っている人が多いのではないでしょうか。意外と知られていないのですが、反対の性質の洗剤を使うことで、汚れが緩んで落ちやすくなると言われています。酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うことで、楽にキレイになるのです。
さらに、洗剤の水素イオンの濃度を示すpHが強くなればなるほど汚れを落とす効果が上がります。中性洗剤を使っても汚れが落ちないときや頑固な汚れを落としたいときは、汚れに応じて洗剤を使い分けることをおすすめします。

毎日の「ついで掃除」でキレイをキープ!

お風呂をいつもキレイに保つポイントは、毎日の入浴時間にあります。汚れは温度が高いほうが落ちやすいため、お風呂場が温まっている間に掃除することで、よりスムーズに汚れも落とすことができるのです。
そこで、おすすめしたいのが入浴中の「ついで掃除」。湯船に浸かりながら、バスルーム全体を眺めて、汚れを見つけたらスポンジでササッとこするだけ。頑固な汚れでなければ、水やお湯だけで十分に落ちるはずです。入浴中に目につく汚れを落としておくのに加えて、入浴後も「ついで掃除」をするとさらに◎。お風呂のお湯を抜くタイミングで、浴槽全体をブラシで軽くこすり洗いしておきます。入浴中と入浴後、合わせて5分足らずのお掃除で、キレイをキープしましょう。

お風呂は、リラックスしてくつろいだり、自分自身を磨き上げるための場所。キレイな空間をキープすることは、日々の充実度にもつながります。あまり負担にならない方法で、いつもピカピカにしておくことができれば、大がかりな掃除からも開放されます。「ついで掃除」を取り入れて、快適に過ごしましょう。