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暮らし

花粉の季節を快適に!おうちの中の花粉対策

花粉の季節を快適に!おうちの中の花粉対策

花粉が飛ぶ季節になると、鼻がむずむず、目がかゆくって、頭がボーッ…。と思えば、鼻水やくしゃみが止まらないなど、「花粉症」の症状ってどれも不快で憂鬱になりますよね。実は、花粉症予防のカギは「家の中」にあり。花粉を外出先から屋内に持ち込まないことが一番重要です。家に戻った時の行動を徹底すると同時に、玄関や窓から花粉が侵入しないように「水際対策」を。家の中の花粉を徹底して除去することで、イヤ〜な時期を乗り切りましょう。

部屋に花粉を入れないために “水際対策”を徹底しよう!

花粉のほとんどが、屋外で洋服に付着して家の中に持ち込まれます。衣類によって付着する花粉の量に違いが出るので、コーデュロイやウール、ベロアなど凸凹起毛の素材よりも、表面がナイロンやポリエステルなどスベスベした素材のほうが花粉がつきにくいんです。
花粉を持ち込まないためには、帰宅時の行動も重要です。コートやブルゾン、ストールなどのアウターは玄関に入る前に脱ぐ習慣を。脱いだアウターやバッグについた花粉を玄関前で払い落としましょう。この時、手で強く叩くのは花粉が舞い散るのでNG。そっと払うようにするか、粘着シートや濡れティッシュなどで拭き取ります。使った粘着シートや濡れティッシュは、玄関に置いたフタ付きのゴミ箱へ。マスクにも花粉が付着しているので一緒に捨てましょう。玄関付近にコートハンガーやカバン置きのスペースをつくっておき、アウターとバッグを収納するようにするとGOOD。ですが、ここまで注意しても人が出入りすると外の空気がどうしても入り込んでしまうもの。玄関ホールに空気清浄機を設置しておくとさらに花粉をシャットアウトできます。

どんなに付着しにくい素材の衣類を選んだとしても、こっそりとついてくるのが花粉です。なので、玄関先で花粉を払い落とした後は、洗面所に直行!!髪や顔にも花粉が付着しているので、手洗いうがいとあわせて、髪や顔にスプレー式の化粧水をかけ、清潔なハンカチやタオルで軽く押さえるようにして花粉を取り除きましょう。もしできるなら、そのままお風呂に入るかシャワーを浴びるようにすると安心。また、花粉をブロックする市販のスプレーをお出かけ前に使用し、髪や肌をバリアしておくのも効果的です。
外気に触れた衣類は、脱いだ後に、毎回洗うようにすると安心。衣類が静電気を帯びていると花粉が付着しやすくなるので、静電気防止効果のある柔軟剤や衣類用スプレーを使って手入れをしておくのがオススメです。

いつの間にか入ってくる・・花粉撃退5つのポイント

換気などで窓を開けた時にも入ってくるのが花粉。どんなに気をつけていても、全てをシャットアウトするのは難しいですよね。そこで花粉の時期、家の中で気をつけたいポイントもチェックしておきましょう。

1・換気はできるだけ朝と夜に!
一般的に花粉の多い時間帯は、草木が朝に放出した花粉が風に乗って住宅地に届く“昼”と、上空に上がった花粉が降りてくる“夕方頃”と言われています。換気の際には、花粉の飛散が少なめな朝や夜間を狙って。また換気の際に網戸を閉めておくことで、花粉がブロックできます。

2・換気はカーテンを閉めてから
日差しを浴びながら窓を開けるのは心地よいものですが、花粉が入り込む原因に。カーテンを閉めた状態で窓を開けて換気するようにしましょう。花粉を吸着する効果のある特殊加工を施したカーテンなら、さらに花粉の侵入を防げます。

3・掃除機の前に拭き掃除を!
室内に入った花粉は床に積もっていくので、とにかく取り除くことが肝心。そのまま掃除機をかけると排気で花粉が舞ってしまうので、先に濡れぞうきんや吸着シートなどで拭き掃除するのが鉄則です。

4・空気中の花粉は床に落とす
空気中を浮遊している花粉を除去するには、空気清浄機が便利です。湿度を高めると部屋の中に花粉が舞うのを防ぐことができるので、加湿機能付空気清浄機を使うとより効果的。ただし空気清浄機では、床に落ちた花粉は除去できないので、床の拭き掃除は必須です。

5・布団や衣類は外に干さない
この時期の外干しは花粉を持ち込む危険行為。布団は日当たりのいい部屋に広げておくか、布団乾燥機を活用して。衣類は、浴室暖房乾燥機や衣類乾燥機を使って乾かすのがおすすめです。

一年を通じてさまざまな種類の花粉が飛散している昨今では、花粉対策は欠かせないものになってきました。自分が花粉症でなくても「家族や身近な人に花粉症の人がいる」という人は年々増えています。花粉と上手に付き合うためにも、家の中への侵入を防ぐと同時に、できる限り除去して快適に暮らしたいですね。