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備えあればクシャミなし! 今すぐ「秋の花粉症」対策
「花粉症は春のもの」と思っていませんか?実は秋にも花粉症を引き起こす植物があり、近年は患者数も増えているんです。春のスギやヒノキほど知られてはいませんが、花粉によって鼻水や目のかゆみ、喉の違和感が出ることがあります。放置すると長引き、日常生活に影響することもある、そんな“秋の花粉症”について詳しくお伝えします。
秋の花粉症の原因は身近な場所に存在
スギやヒノキの影響から「花粉症=春」というイメージが強いですが、実は秋にも花粉症の原因となる植物は多く存在します。代表的なのがブタクサやヨモギ、カナムグラなど。これらは空き地や河川敷、道端などに生え、秋風とともに花粉を飛ばします。特にブタクサやヨモギは繁殖力が強く、生活圏内のあちこちで見られます。
今年は夏の記録的な高温と強い日差しで、植物の成長が促され、花芽の数が増加傾向。さらに雨が少なかったことで花粉が流されにくく、多くの花粉が飛ぶ条件がそろいました。そのため、例年より飛散量が多いと予測されています。
秋の花粉症の原因となる植物の多くは花粉が小さいため、気管支まで入りやすく、くしゃみや鼻水に加えて、のどのイガイガ感や咳といった症状が出やすいのが特徴です。これらの症状は、風邪や乾燥と似ていることから、「季節の変わり目で体調を崩したのかな」と間違われやすいもの。でも、もし毎年この時期に同じ症状が出ているなら、それは秋の花粉症かもしれません。
生活環境を見直して、花粉に負けないカラダに
花粉症対策というと、マスクや薬など外的な対処を思い浮かべがちですが、まず体の内側から整えることが大切です。
その理由は、アレルギー症状は、免疫バランスの乱れによって悪化しやすくなるから。特に、睡眠不足は、自律神経の働きを乱し、免疫力を低下させます。秋の夜長はついつい夜更かしをしがちですが、毎日同じ時間に寝起きするなど、規則正しい生活リズムをキープしたいもの。「長さ」だけでなく、睡眠の「質」を高めることも大切です。
◉就寝前1時間はスマホやPCのブルーライトを避ける
◉寝る直前のカフェインやアルコールは控える
◉ぬるめ(38〜40℃)のお風呂で体を温め、深部体温を下げてから眠る
◉寝室は暗く静かにし、湿度50〜60%を保つ
さらに、朝の光を浴びて体内時計をリセットするなど、健やかな睡眠を心がけましょう。
また、腸内環境を整えることも免疫機能の正常化に役立ちます。ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品や、野菜・海藻・きのこ類に多く含まれる食物繊維は、善玉菌を増やすサポーター。特に食事のバランスが偏りがちな人は、意識的に取り入れて。小さな生活習慣の積み重ねが、花粉に負けない体づくりにつながります。
花粉症への最大の防御は「外から持ち込まない」こと!
家の中に花粉が入り込むと、空気中に舞い続け、寝ている間も吸い込んでしまうことがあります。いくら室内で空気清浄機を使っても、そもそもの持ち込み量が多ければ効果は半減。だからこそ「家の中に入れない」ことが、症状を和らげる最も確実でシンプルな方法です。
秋の花粉症の原因となる植物はいずれも草丈が低いため、地表近くから舞い上がり、衣類や髪、肌にまとわりつきやすいのが特徴です。帰宅後はできるだけ早く着替え、手洗いうがいを行い、可能であればシャワーで全身を流すのが理想的。玄関や廊下に衣類を掛けるスペースをつくり、居室に持ち込まない工夫も効果的です。
また、洗濯物を外に干すと花粉が付いてしまうため、部屋干しが安心です。生乾き臭や乾きにくさが気になる場合には、乾燥機の利用がおすすめ。外干しよりも清潔かつ短時間で乾かせます。「花粉ケアコース」を搭載したリンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」なら、ドラム回転と強力な送風によって、衣類に付着した花粉を洗わずに取り除くことができ、花粉シーズンの心強い味方になります。
(■試験製品:リンナイ ガス衣類乾燥機 乾太くんRDT-54S-SV ■乾燥時間:20分運転(タイマー) ■ 衣類生地:綿Yシャツ、混紡(綿35% 化繊 65%)Yシャツ ■衣類量:3kg ■乾燥度:100% ■試験方法:①5cm×5cmのYシャツ生地に1mgのスギ花粉をまぶし、袋に入れて花粉を拡散させる。②Yシャツ前面に生地を縫い付け、その他衣類と一緒に乾燥。 ■試験結果:花粉中のアレル物質量の測定結果 約99%減少 ■アレル物質は花粉に含まれるたんぱく質です。 リンナイ(株)調べ(公益財団法人 名古屋産業科学研究所協力))
秋の花粉症は、まだ認知度が低い分、発見や対策が遅れがちですが、日々の生活習慣の見直しと、衣類や室内環境の管理を組み合わせれば対策は可能です。今年の秋は、体の内側からのケアと外からのブロックで、快適な毎日を過ごしましょう。